[2018.08.29]
平素より、大変お世話になっております。
9.20 博多にて開催する
『第二回九州未来土木~人と自然とやりがいの共存を目指して~』の
申込み方法をご案内いたします。
※定員は約300名を予定しております。
早めのお申し込みを宜しくお願い致します。
9.20 九州未来土木 式次第
[Web]:申込みフォーム
[FAX]:申込用紙をプリントアウトのうえ下記番号にFAXお願い致します。
申込用紙
097-506-0500(大分)
[E-mail]:お名前等の各項目をご記載のうえ
koishi.news@koishi.co.jpまでお送り下さい。
【お名前】
【貴社名・団体名】
【役職】
【TEL】
【E-mail】
[電話]:下記番号にお電話ください。
097-506-0400(大分)
【各交通機関から会場までの経路】
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[2017.02.21]
2.07、「未来土木~人と自然とやりがいの共存を目指して~」、
本日は、ライター・九州文化研究家:田端 慶子 様による
『女性から見た九州の土木』と題したお話について、ご紹介をさせていただきます。
昨年末、田端様の著書『九州びいき』を読んだ弊社社長が、
田端様の九州への熱い想いに共鳴し、
九州を愛し、九州を知り尽くした田端様に、
九州の土木についてお話をいただきたい、
そういった思いをきっかけに、今回、ご講演をお願いさせていただきました。

≪田端様より≫
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これまで、九州の様々な場所をめぐり、たくさんの人に出会い、
美味しいものを食べ、自然に触れ、九州の良さを実感し、
その魅力を発信してきました。
本日は、こうした九州の魅力と土木とをつなげ、お話ができればと思っています。
今回お話をさせていただくことになったのは、
今年の1月2日、コイシの社長からもらった1通のメールがきっかけです。
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三浦梅園哲学を勉強して、自然のしくみを勉強して、
これからは、国交省だけの仕事ではなく、環境省・文科省が考える土木をし、
やりがいある土木にしていきたい。
インフラの土木だけではなく、
山をどうするか、川をどうするか、海をどうするか。
どんなに素晴らしい考えがあっても、
どんなに素晴らしい物を創っても、
空気が汚くなり、山が荒れて、川も海も汚くなったら意味がない。
『九州びいき』を読んだので、あなたに講演をお願いしたい。
土木を変えていくのは、女性のような気がします。
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『九州びいき』には、土木の話は全くでてきません。
正直、「なぜ、私なのだろう。」という思いを抱きました。
一方で、土木に携わってきている方から、
「これからの土木を変えていきたい。」、「みらいをつくっていきたい。」
こういった言葉が出ることが、とても驚きでした。
政治を見ていても、反対をするのは多くの場合は野党です。
コイシの社長の言葉は、与党が「やっぱり変えていかなければいけない。」
そう言っている。そんな印象でした。
「ここから土木が何か変わっていくかもしれない。」
そういった予感と、歴史的瞬間に立ち会えるという思いを抱き、
何かお役に立てればという気持ちで、今回お引き受けをしました。
私は、福岡市生まれ福岡市在住で、
これまで一度も地元が変わったことがありません。
大学も徒歩圏内。学生まではとても狭い世界で生きてきましたが、
ライターとなってから、世界が一気に広がりました。
九州各地に取材に行き、
私のフィールドは、福岡市、そして、福岡県、
そして、九州へと広がっていきました。
私の大きな転機は母校である高校で、
広報の仕事や作文・小論文の指導を行うようになったことです。
高校時代、田んぼだらけと思いながら通学をしていましたが、
その田んぼも、昭和天皇即位の折に、献上米を育てた田んぼだと知りました。
田舎だと思っていたその場所も、日本のお茶発祥の土地だと知りました。
学生時代は知らなかったこと・気付かなかったことを、
働き出して知り、気付くようになりました。
福岡市とは思えない程、自然豊かなその土地に、
「地元すごいやん!!!!」とその時に思ったのです。
「隣の芝生は青い」と言いますが、
「足元の芝生の美しさを愛でよう」。
身近にあるものの良さを感じ、愛していく。
その大切さに気付きました。
これまで、『九州びいき』をはじめ、
地域の「+」に目を向けた本を執筆してきました。
『九州びいき』はその名の通り、
九州をひいきした、九州の良さを全面に出した本です。
どうでもいいもの、気持ちのないものに対しては、雑に扱ってしまいます。
一方で、大切なものは、誰しも大切に扱います。
「大切だ」と気付けば、誰もがそこに愛を注ぐことができるのです。
改めて、本日の私の講演テーマ「女性から見た九州の土木」を考えてみると、
そもそも「土木って何?」と感じたのが、正直な思いです。
「土木」と言われ、ピンとくるものがなく、
その時に、「これまで土木を意識して生きてきたことがなかった。」
そのことに気付かされました。
では、なぜ身近に感じてこなかったのか。
遠い世界だと、知らず知らずのうちに感じていたのか。
よくよく考えてみると、私の中で、
「土木=男の世界」、「土木=大規模工事」、「土木=ゼネコン」。
そういったイメージを抱いていたことに気付きました。
でも、私が抱くそのイメージは本当なのか。
今回、改めて「土木」についてよくよく考えてみると、
「土木=人類平等」、「土木=身近な生活」であり、
道路、新幹線、空港、橋…土木のおかげで、
私たちの生活が快適になっていることに気付かされます。
これまで、どうしてその土木のありがたさに気づいていなかったのか。
身近にあって、ないと困るものを大切にしてこなかったのか。
先程、「足元の芝生の美しさを愛でよう」と言いましたが、
土木も「足元の芝生」。
私が気づいていなかった1つだったと、気付きました。
ここからは、会場の皆さんと未来の土木について、
考えていきたいと思います。
≪ワークショップ≫
ワークショップでは、会場の皆さんからも「土木って何?」について
ご意見を頂きました。
このように、いろんな視点、いろんな立場の人が話をしていくことは
土木がもっとよくなるきっかけとなると思います。
こういった、意見を交わせる機会や場所が今後も増えていくことを願っています。
そして、女性が土木に参加することで、土木の世界で新たなうねりが
起きればと思います。
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田端様の書かれた『九州びいき』によると、
大分県人の女性の恋愛特質の1つとして、
「結婚をすると、相手を裏切らないように努める。」とのことです。
皆様も、ぜひ、田端様の九州への思いが詰まった『九州びいき』を、
お手にとってご覧いただけたらと思います。
田端慶子様HP
九州びいき
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未来土木①
未来土木②
未来土木④
未来土木⑤
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