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第71回 コイシ塾レポート「トンネル工事と現場監督」

[2021.02.26]

第71回目のコイシ塾は、現在も色々とお世話になっている
五洋建設株式会社 土木部門 土木本部 土木技術部
専門部長 前田智之様をお迎えして開催しました。

弓張TNの現場でも大変お世話になっており
「トンネル工事と現場監督」と題してご講演いただきました。

コイシ塾_五洋_前田様①



トンネル工事の流れや、現場監督としての役割も
自身のこれまでの経験を通してお話・動画をみせていただいたので
非常にわかりやすく、弊社の若手もイメージがしやすかったようです。

「掘ってみないとわからない」
トンネル工事は常に自然(山)と対話し向き合いながらの連続なんだと感じました。

様々な現場でICT・AI化が進むなか、「技術力とセンス」という
言葉は今後の道しるべになるのかなと思いました。

また、トンネル工事での、言い伝えなども教えていただきました。
・山は女性が神様だから、女性は工事に関われなかった。
(注:現在は違います)
・口笛はふかない
・お茶漬けは食べない
......

コイシ塾_五洋前田様②
コイシ塾_五洋前田様③


一同が凄いと感じたのは
忙しい業務の中資格を取り、更には趣味(サーフィン🏄・登山)を
行った先々でも楽しみ、またご家族との時間も大切にされているところです。

少し別物のように認識していた私共としては反省です。

今回の講演で、コイシの原点(現場監督を助ける)を想い返すきっかけにもなり、
若手にも良い見本の方との出会いになったのではと思います。

前田様
ご講演、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

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第70回 コイシ塾レポート「ドイツの近自然林業から日本の森林の未来を考える」

[2020.11.10]

第70回目のコイシ塾は三井物産フォレスト株式会社 伊藤様をお迎えし
「ドイツの近自然林業から日本の森林の未来を考える」と題して講演いただきました。

伊藤様はドイツの森林学校に留学し、森林作業員の職業訓練を受け
ドイツ国家認定森林作業士資格を日本人として初めて取得されています。

11.4コイシ塾①11.4コイシ塾②

日本とドイツの違いを実で感じたからこそのお話は非常に勉強になりました。
◯教育制度の違い
・10歳で進む道の方向性を決める。
・デュアルシステム(企業で働き、給与を貰いながら職業学校で専門知識・理論を学ぶ)
・マイスター制度(手工業分野で41種、工業・サービス分野を合わせると350種)

◯日本とドイツの林業地の違い
・日本は単一樹種単層林(一斉林)、ドイツは複層混交林
・日本は明治時代にドイツから法正林思想を導入
メリット:年々計画的に伐採⇒植栽すれば安定的に木材生産ができる
デメリット:気象害や病虫害の影響を受けると全滅する危険性をはらむため。
ドイツでは上記は過去の思想となり、現在は近自然林業(自然共生型林業)

◯近自然林業(自然共生型林業)
・自然環境に負荷をかけず自然の力を借りながら行う
・将来木(形質の良い木を「将来の木」として選び、質の高い大径材を育てる施業)
・適地適木
・化学薬品の使用を極力控える
・混交林・複層林を育成
・天然更新
当たり前に思えることですが、自然に還るという意味にも思えました。

今後の自然環境を考えるうえで、山・森林の役割が如何に大切か学びました。
国土形成を考える時に、森林が大半を占める日本での森林教育が大切だなと感じました。
森林の多面的機能を貨幣評価すると70兆円/年だそうです。
(環境省公表「平成29年度企業の生物多様性保全活動に関わる生態系サービスの価値評価」)
森林の役割
<↑↑森林の役割>

我々も山や森林、河川や海など様々な現場で取得した3次元データ等々を
管理や教育などの様々な環境の方に活用いただけるように日々取組んでいきたいと思います。

伊藤様、講演ありがとうございました。

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第69回 コイシ塾レポート「自然のしくみを解く学問から人生哲学を学ぶ「大地変動の時代」に九州で生き抜くために」

[2020.10.26]

第69回コイシ塾は京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授
鎌田浩毅様をお迎えして開催となりました。

第69回コイシ塾_鎌田先生第69回コイシ塾_鎌田先生②

先生は大分にも通産省時代によく来られていたそうで懐かしいと仰ってました。
火山に強く興味を抱いたのも恩師(小野晃司様)の影響だそうです。
(弊社にもオノコウジが居ます...)

地球には約11枚のプレートがあって、それが沈み込んだりはね返る力で地震が起こる。
東日本大震災では、約5.3m日本列島が東に動いた。
これをきっかけに1,000年に一回の活動期に入った。
この10年で我々も見て感じてきたのでリアルに響きます。

この東日本大震災よりも大きい被害が想定されるのが
我々もよく聞く南海トラフ地震です。
東海・東南海・南海・日向灘が連動して起こると言われています。
先生はこれを【西日本大震災】と呼んでいます。
呼び方を変えるだけで、何故か響き方が違ってきます...

そして先生は、この西日本大震災は
2035年±5年で起きると仰っています。
「過去は未来を解くカギ」
過去に起こった、東海・東南海・南海をみると見えてくる。

30m級の津波が3分で到達してしまう。
被災人口が6千万人
220兆円の被害
復興に20年で1520兆円(土木学会想定)

自分の命、コニュニティーをどう守るのかこの15年間のうちに、
真剣に考えないといけないなと学びました。

現在日本の中で、安全な都市はとの質問には
「京都」
・水に困らない(湧水が豊富)
・五階建て制限がある(電気・水道等が止まっても人力で暮らせる階数)
・京大から情報収集ができる

学生の現在と昔を比べるとどうですかとの質問に
SNSもあり大きく変わってきた...が
目の前の3人に伝わってるかを大切にしている。

その他にも火山の話やファッションの話がありました。
先生は伝えるのが好きと仰っていましたがそれが伝わってくる熱量でした。
私共も、先生から教えてもらったことを伝えていきたいと思います。
先生、ありがとうございました。!!

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第68回 コイシ塾レポート「橋梁の基礎知識と風による長大橋の揺れについて」

[2020.09.23]

前回からおよそ一ヶ月ですが、第68回 コイシ塾を開催いたしました。
今回の講師は九州工業大学 名誉教授 久保喜延様です。

前回講演戴いた出光先生にご紹介いただき、
これまで様々な橋梁で設計をされてきた、久保先生にお願いしました。
タイトルは
「橋梁の基礎知識と風による長大橋の揺れについて」
     ~超長大橋の実現に向けて~

9.4コイシ塾①


基礎知識として橋の分類・種類から教えていただきましたが
普段何気なく通っている橋にも用途・材料・形式により分類があるんだなと改めて学びました。
「構造力学」、「振動学」についても模型を使いながら説明いただきましたので
用語や複雑そうな計算式はよくわかりませんでしたがイメージはできた気がします(笑)

1940年にアメリカで起きたタコマ橋崩壊事故では
19mの風によりねじれ振動し橋が波を打ちながら崩壊してしまうという映像は衝撃的でした。

また明石海峡大橋の建設時の裏話もお聞きしました。
阪神大震災時、建設中だった明石海峡大橋ですが
地震で橋脚が動き1991mになったそうです。(本来は1990m)
橋の設計をするにあたって、【風】が最大の敵ですが
タコマ橋事故から様々な研究、技術の進歩があってこそ
明石海峡大橋など色んな長大橋が建設できたんだろうなと感じます。

伊良部大橋の建設時に、景観優先ではなく
安全を第一に考えた役所の方が居たなど
自然環境との共生を考える設計者の方も多いと知り
嬉しく感じました。

先生が関わられている、角牟礼城跡地を
弊社のUAVレーザーで計測する予定ですので
今後も先生にご指導いただきたいと思います。

先生、お忙しい中ありがとうございました。


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第67回 コイシ塾レポート「利他行の土木」

[2020.08.18]

第67回目のコイシ塾は、コロナ禍のなかということもあり
webを繋いでの開催となりました。
講師は九州工業大学 名誉教授 出光隆様です。

出光先生とはお世話になっている九州工業大学伊東啓太郎先生から
講演の案内をいただき参加させていただいてからの縁があり
今回、「利他行の土木」と題し講演いただきました。

「利他行」について、行基さん等の歴史を交えながら
土木は利他行であり、利他の精神が土木の基本理念であると教えていただきました。
自利・・・自分の利益を優先すること
利他・・・自分のことより他人の利益を優先すること
我々が生活しているなかのほとんどに土木は関わっており
如何に公共性が高いのか先生のおかげで再認識できました。

2020.08.06コイシ塾①


また、中村哲医師の取り組みについてもお話いただき
現地に必要なのは、医療よりも・・・と感じ
水路を作ることから始められ、それを一緒に行うことで
現地の方々からも信頼されていったのだなとあらためて知れ、
素晴らしい国際貢献だなと感じました。

コロナ禍という事もあり、改めて幸せとは何なのか?
物の豊かさ? それとも心の豊かさ?・・・
バランスではありますが、先生の講演を聞き考える良い機会になりました。

先生から教えていただいた「利他行の精神」=土木
の言葉を忘れず誇りにし日々精進したいと思います。

先生、長時間にわたりありがとうございました。

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