[2023.02.20]
週に2回目のコイシ塾という初めての試みとなりました。
また、海外からのゲストというところも初になるかと思います。
講師は作家の平野久美子様と
國立屏東科技大學 研究總中心/特聘級研究 名誉教授 丁澈士様です。
きっかけは、平野様の著書
「水の奇跡を呼んだ男 ~日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平~」を
弊社代表が読み、お会いしたことから始まりました。
環境に良いダムとは?どんなものだろうか...
そのヒントとして台湾の南部屏東県二峰圳(地下ダム)を12月平野様と共に現地訪問致しました。
その際に現地を案内してくれたのが、今回講演いただいた丁先生になります。
水資源の管理や評価等を研究されている、丁先生から見ても
二峰圳(地下ダム)の仕組みは、素晴らしく活かすべきだと現代の我々に伝える活動をなさっています。
講演でも平野様から屏東県の魅力や歴史、
二峰圳(地下ダム)建設の経緯等の概要を説明いただきました。
去年、二峰圳(地下ダム)は100周年を迎えましたが
現在もきれいな伏流水が人々の生活を支えている
鳥居信平さんの功績の大きさを改めて感じます。

丁先生は言葉が通じにくい環境の中
我々がわかりやすいように動画を準備してくれました。
水を循環させることで、自然環境を保全し地域が潤っていく
その事例が二峰圳(地下ダム)なので、多くの方に知ってほしいという想いが
言葉は違くともよく伝わりました。
日本に来日したタイミングで大分県にもお越しいただきました。
お忙しい中、来県いただき感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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[2023.02.16]
このたび、35周年記念コイシ塾を
JT生命誌研究館 名誉館長 中村桂子様をお招きし開催いたしました。
2021年5月8日に北九州市で開催した「第3回未来土木」で
講演いただいた後も、様々な場面で新たな視点を戴いておりましたが
今回、福岡市科学館様でワークショップ(参加型セミナー)
「生きているってどういうこと?」を行うことから、
弊社にもお越しになりませんかとお誘いしたところ
快諾いただき今回のコイシ塾となりました。

講演では「生きものとしての土木」をテーマにお話しいただきました。
生きものの中の「私」たちと捉え、物事をみていくと
新たな見え方がおぼろげながら見えてきた気がします。
例として
自然(生命体)的なものは=成る・為る... 進化・展開(Evolution)/発生・展開(Development)
人工(機械) 的なものは =つくる... 進歩・開発
「私たち人間は、生きものであり自然の一部である」
生命誌絵巻の上に人がいるのではなく、中にいるのだという意識が薄らいでいるのかもしれません。
ただ、私たち人間は
・創造する力//分かち合う心//世代を超えた助け合い
と他の生きものにはないものを持っているそうです。
「愛づる」心を失わず、生きものの一員として
未来を仲間と共に考えていきたいと思います。
中村先生、大分県までお越しいただいたこと
貴重なお話を聞けたことに感謝いたします。
本当にありがとうございました。
https://youtu.be/2TNWEdk9inw
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[2022.12.10]
第73回のコイシ塾はいであ株式会社営業本部主席研究員であり
多くの著書もある原稔明様にお越しいただき開催しました。
原様とは原様の著書「技術は人なり心なり」を弊社代表が読み
感銘を受け会いに行った縁から、今回コイシ塾で講演いただけることになりました。
今回のコイシ塾では、南方熊楠についてや江戸・明治・大正・昭和の
多くの偉人から学び現代に役立てていく大切さ、土木技術者としての心構えを講演いただきました。

南方熊楠についても名前は聞いたことがあるなぁ位の認識の社員がほとんどでしたが
原様のお話を聞いて熊楠さんの勤勉さ、幅の広さ等々「知の巨人」と言われる一端を感じられました。
その他にも私どもが知らない多くの方々を紹介いただきましたが
中でも、「西堀榮三郎」さんの言葉はコイシの方向性とリンクし響くものがありました。
「技士道十五ヶ条」にある
・技術に携わる者は、「大自然」の法則に背いては何もできないことを認識する。
・技術に携わる者は、感謝して自然の恵みをうける。
・技術に携わる者は、勇気をもち、常に新しい技術の開発に精進する。
・・・
原様に講演いただき、あらためて土木の歴史に向き合うきっかけを戴いたように思います。
ありがとうございました。

翌日には三浦梅園資料館や両子寺を見学してもらいました。
今後もつちみずきを通じて色んなことをお話戴くことになるかと思います。
よろしくお願い致します。
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[2022.06.14]
1年4ヵ月ぶりになった第72回目のコイシ塾は
弊社も導入している、国内産ドローンメーカーである
㈱プロドローンの菅木副社長をお迎えして開催しました。

大変お忙しい中、大分までお越し戴き
空港到着後には、三浦梅園資料館の見学をされて勉強になったと仰られてました。
コイシ塾では
ドローンのこれまでの歴史や成り立ちなどを、
菅木様の人生を通して楽しくお話してくれましたので
一同、時間があっという間に過ぎました。
弊社代表が漫才を聞いてるようだとも...(笑)
様々な用途として使われるようになったドローンの動画を見せていただき、
ドローンの可能性が拡がってきているのを実感しました。
ただ、どこの世界も同じで、法律や規制など壁が出てきますが
チャレンジ精神を忘れずに、どんどん前へ進む菅木様のパワーに圧倒されました。
ドローンの飛行時間を延ばすには?などの質問にも
今後の見通し等を含め、お答えいただきました。
弊社で導入している大型機についても、色々とご相談させていただき
お互いにとってより良い改善に繋がることが大切だと学びました。
名古屋から日帰りという、ハードスケジュールのなかお越しいただき
菅木様には感謝しかございません。
本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
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[2021.02.26]
第71回目のコイシ塾は、現在も色々とお世話になっている
五洋建設株式会社 土木部門 土木本部 土木技術部
専門部長 前田智之様をお迎えして開催しました。
弓張TNの現場でも大変お世話になっており
「トンネル工事と現場監督」と題してご講演いただきました。

トンネル工事の流れや、現場監督としての役割も
自身のこれまでの経験を通してお話・動画をみせていただいたので
非常にわかりやすく、弊社の若手もイメージがしやすかったようです。
「掘ってみないとわからない」
トンネル工事は常に自然(山)と対話し向き合いながらの連続なんだと感じました。
様々な現場でICT・AI化が進むなか、「技術力とセンス」という
言葉は今後の道しるべになるのかなと思いました。
また、トンネル工事での、言い伝えなども教えていただきました。
・山は女性が神様だから、女性は工事に関われなかった。
(注:現在は違います)
・口笛はふかない
・お茶漬けは食べない
......


一同が凄いと感じたのは
忙しい業務の中資格を取り、更には趣味(サーフィン🏄・登山)を
行った先々でも楽しみ、またご家族との時間も大切にされているところです。
少し別物のように認識していた私共としては反省です。
今回の講演で、コイシの原点(現場監督を助ける)を想い返すきっかけにもなり、
若手にも良い見本の方との出会いになったのではと思います。
前田様
ご講演、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
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