大分県ものづくり大賞

[2004.02.26]

 2004年2月26日(木)、大分県産業科学技術センターにて「大分県ものづくり大賞」の授賞式が開催された。コイシは、「大分県ものづくり大賞」に選定された。


mono01.jpg ●【受賞式】

土木工事測量・施工管理システム
「KOISHI-3D」

 平成15年度は、弊社を含めて3社が選定された。受賞者の代表謝辞として、社長の小原が挨拶を 述べる。


mono02.jpg ●【受賞にあたって】

 「KOISHI-3D」が現在あるのは、多くの方々の助力に依るところが大きく、中でも大分県コーディネーター後藤茂治様の紹介により、 大分大学工学部知能情報システム工学科、宇津宮教授、西野助教授と出会えたことにあります。まだまだ目標は遠く、末端の土木に位置する会社として、 少しでも現場が安心して工事に集中できたらと考えます。最後に施工技術総合研究所ならびに国総研情報基盤研究室の皆様、御指導ありがとうございました。

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IT施工における3Dデータ活用セミナー

[2004.02.17]

 2004年2月17日(火)、東京都港区芝公園にある機械振興会館にて「IT施工における3Dデータ活用セミナー」が開催された。 コイシは、「末端現場から見た3D」という演題でセミナーを行った。


its01.JPG ●【開会】

国土交通省 国土技術政策総合研究所

 開会に続いて「IT活用による施工管理の業務改善」という題で、国交省国土技術政策総合研究所有冨孝一氏によるセミナーで幕をあけた。


●【セミナー概観】

「IT活用による施工管理の業務改善」 国土交通省
国土技術政策総合研究所 有冨孝一


 土木工事の効率化、施工管理、監督検査全般にわたる業務改善の指針としての「3Dデータ」の活用方法について述べられた。 課題とその課題解決を含め、現在、国の考える方向性が主旨であった。 情報化の必然性は、国際競争力をつけるためという理由だけではなく、技術のもたらす不可逆な流れが前提にあると思う。 土木業界のIT化がもたらす恩恵だけではなく、酷薄さ、そういった負の側面もまた考慮すべき課題ではないのかと考える。
 「LandXml.org の取り組みと今後」 LndXml.org Nathan Crews 土木業界の共通言語として図面の代わりに提示されるXmlデータファイル形式についての講演。 データのIT化のために図面の全情報を標準化する要請があった。 LnadXmlの登場は、インターネットの利用を念頭に置いた3次元情報言語の標準化の模索である。 この講演の中で特筆すべきなのは「G-Xml」という2次元Xmlとの統合準備が進んでいるというニュース。 G-Xmlは、GISの共通言語で、もしこの統合がなされれば、3D情報が、瞬時にGIS上で2次元表示されるということになる。 特殊なWeb用の3Dビューワがなくとも、ブラウザ上で3D情報の表示が可能になるということだろうか。未知の可能性を開くニュースだった。 すべての標準化が目指しているものは、コミュニケーションであると同時に、瞬時のコミュニケーションである。瞬時の理解は様々なIT機器が行う。 だから本当は、人と人が出会い、言葉を交わし、次第に理解するというかつてのコミュニケーションのあり方を省略するため、あるいは否定するための技術だ。 かつて手書きの時代の図面には、それを描くひとの個性が残されていた。プロッタは標準化によってその個性を消し去った。 Xml化は、そこから、さらに国籍も排除し、「理解」という経験さえシステムに委ね、人を世界の平準化の地平へと消し去ろうという動きに見える。



「神戸空港における情報化施工の紹介」
(株)大林組 古屋弘


 神戸空港建設工事で、情報化施工を行ったという紹介講演。 ここには別の意味での人間の救済がある。かつて製造業で、コンピュータに管理され、歯車のようになって働く労働者が問題になった。 土木工事は、自然に対する直接的な加工を行うという点では、第二次産業の中にある第一次産業だった。 製造業から何十年も遅れて、やっとIT化の波に洗われることになった。神戸空港工事はIT化の最先端、その可能性を見せる。 重機はやがてロボットに変わるだろうという予感を実感させる報告であった。



「わが社の3Dソフトの開発」
(株)ビッグバン 川尻直嗣


 これもSXFというCAD図面の共通フォーマットの話。残念ながらここからは、驚くべき発想も着眼点も私には感じ取れなかった。共通化を推し進め、 それが国家の方針に刺激を与えたり受け取ったりするという「優秀企業」の見本があるだけだった。 いやそうではなく、本当の「優秀な企業」とは国家の方針を無視し、国家抜きにして世界に出て行った企業のことではないのか。 だからそもそも「標準化策定」といった標題に群がる企業は、自分たちの商品のシェア確保に対する自信の無さの現れ、 オリジナリティにおいて劣ることを暗に語っているだけではないだろうか。


its02.JPG ●【熱弁】 コイシ 技術士 土木部長 高橋

 コイシから、開発研究員の北、土木部長の高橋、社長の小原、3名 が講演。


●【 コイシ講演】

社長 小原文男、土木部長 高橋隆一、開発研究員 北勝志
「末端現場から見た3D」

 わが社の講演はその題目どおり「末端現場」の目から、3Dソフトの必要性であった。国の要請でもなければ標準化路線に沿ったわけでもなかった。 動機はあまりに単純で、目で見て現場を理解することの重要性、そこからすべてのアイデアは始まった。 だからここには「人が理解する」という通路だけは最低限、根底で維持されている。もしも情報化の波が末端土木に携わる人を救うものであるなら、 それは誰が強要しなくとも私たちに浸潤するだろう。しかしもしどこかで抵抗に出会うとしたら、やはり情報化がどこかで私たちを疎外し、 私たちに無理を強いているということの証左だと思う。 私たちの3Dは、遠くからやってきて、偶然、国の方針に触れたのではないか。現場の施工で活用しようと考えた「KOISHI-3D」は、 国からは「施工管理」に使えるのではないかという見方をされた。その見方のズレ、 価値観の相違に出会えたことも、「KOISHI-3D」の可能性に大きな影響を与えた。

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