[2006.09.15]
平成18年9月15日、コイシの社員の方に地下水位・ひずみの計測に参加させていただいた。初めての現場での作業はとても原始的なものであった。
| 小雨が降る曇りの天気。場所は別府市内の山中。地すべり危険区域。このような区域をもつ自治体から6月(梅雨時期)~9月の間に調査依頼がくるそうだ。 |
 | まず最初の作業は地下水位を測定する作業。ロープをひたすら下ろしていく。地面に触れたら引き上げ、濡れている部分のロープの距離を測る。 |
 | 画像左側にあるのが電線の束。1mごとの筒のひずみを測る線であり電流測定装置に取り付けて測る。+と-を測りといった具合になる。数字はアンペアでこの2つの極の絶対値が大きいと筒のひずみが激しいというのが分かり、地盤の動きが分かる。 |
 | 画像右の筒の遠方に地面を指す針がありその針の動きを測定する装置である。この装置によって地盤の動きが分かる。 |
 | 山の少し奥まで登り同様の測定を行った。中央左の白いボックスの中画像、上2つの装置が入っていた。ここでは蚊との戦いであった。現場作業は午前中いっぱいまでだったので、この場所を最後に帰社した。 |
現場体験を終えて
今回参加させてもらった地下水位・ひずみの計測は、素人の自分にもできる比較的簡単な作業であったが、設置場所がいくつもあるので多くの時間を要した。また場所が場所だけに環境面が特に作業の妨げになった。感想としては民家前で作業を行っていたのだが、住民の人から「ご苦労様です。」と普段言われたことがない言葉が新鮮だった。地下水位を測る筒などは路上のいたる所にあると思うので、今後目に付いて仕方がないかもしれない。
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