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第56回コイシ塾レポート『建物の構造を設計するということ』

[2014.08.29]

新しい事務所で記念すべき一回目のコイシ塾が行われました。

今回講演をお願いしましたのは、東京理科大・工学部第一部建築学科
准教授、博士(工学):伊藤拓海先生です。
建築構造学、耐震工学等を研究されている中で、たとえ自然災害により
建物が壊れても、人の命を守る設計について取り組んでおられます。

演題:「建物の構造を設計する」ということ
  ~基本を知り、未曾有・想定外の事態に臨む~

伊藤先生a 理科大伊藤先生講演2


"建築とは"からまずお話を頂き、過去の自然災害の事例と共に
構造についてご説明頂きました。
自然災害で真っ先に思い浮かべるのは地震です。
考えられる最大級の地震は、震度階7以上の激震や
2500年に一度発生する規模の地震と言われているそうですが、
いつその地震に遭遇するのか分からないのが自然の怖さでもあります。

自然災害には、竜巻や積雪、火山噴火、隕石もあるとお聞きし
少し驚きも・・・。

講演中2

大きな災害の後、よく耳にする「想定外」ですが
先生は「想定外から逃げない」と話されました。
また、被害から"心も学ぶ"とも言われたのは印象的でした。

自然を思い、誰でも(子供でも)作れる建物も研究されているそうです。

回答する伊藤先生3


今回は講演後、食事を取りながらの質問タイムとしました。
講演中の緊張感が解け、少し和やかな空気の中質問の手が挙がりました。

・なぜ構造設計を研究しようと思ったのか?
・補修の設計はどうしているのか?
・建築物の種類(家・病院等)によって構造の設計に決まりがあるのか?

代表からは、以前にクロソイドカーブの公式をサラサラと
解かれた先生に「数学が得意なんですよね?」という質問もありました。
「数学も物理も得意です」とのお答えでしたが、
講義や研究ではほとんど公式など使われないそうです。
建築構造の学問の基本となる力学と、
その現象を記述する数学を理解することはもちろん大切ですが、
まずは実際のモノをじっくりと観察して体感することを大切にしているそうです。


今回は社外の方にもお声掛けをし、7名のお客様にも
ご参加頂きました。
社員の勉強会として始めたコイシ塾も丸6年になりましたが、
これからも不定期ではありますが頑張って続けて参ります。

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